ダンススタジオに最適な床材の選び方ガイド

ダンススタジオに最適な床材の選び方ガイド

今回は「ダンススタジオの床材」について
建築や内装の視点から選び方のポイントをご紹介します。

ダンススタジオの床は、ただの床ではありません。
ダンサーの動きを支える大事な“舞台”であり、安全性やパフォーマンスにも大きく影響する重要な要素です。

この記事では、これからダンススタジオを作りたい方
改装を考えている方に向けて、最適な床材選びのヒントをわかりやすくお届けします!


▶ 床材選びで大切な3つの要素

1. 衝撃吸収性

ダンスはジャンプ・ターン・着地などで膝や足首に負担がかかりやすいスポーツです。
床が固すぎると、関節を痛める原因になります。

「クッション性のある構造」や「衝撃を吸収する素材」 を選びましょう。

2. 滑り具合(グリップ)

滑りすぎる床ではステップが不安定に、逆に摩擦が強すぎると足を引っかけてケガのリスクも。

→ 程よい滑り抵抗を持つ床材がベストです。

3. 耐久性とメンテナンス性

多くの人が毎日使用する空間だからこそ、耐久性と掃除のしやすさも重要!

→ 傷が付きにくく、汚れに強い床材を選ぶのがポイント。


▶ 床材の種類と特徴

◆ フローリング(バレエ・ジャズ・ヒップホップ向き)

特長:

  • 木の温もりがあり、クッション性の高い下地構造との相性◎
  • バレエやコンテンポラリーダンスに最適

注意点:

  • 表面が滑りすぎると危険。ノンスリップ加工されたタイプを選びましょう。

◆ リノリウム(多目的に使用可能)

特長:

  • プロのダンススタジオや劇場で定番!
  • グリップバランスがよく、バレエ〜ヒップホップまで幅広く対応
  • 柔らかめの下地(スプリングフロア)とセットで使うと◎

注意点:

  • 床下構造がしっかりしていないと機能を活かせません

◆ クッションフロア・長尺シート(コストを抑えたいとき)

特長:

  • 比較的安価で施工が簡単
  • 一般的なフィットネス用途や軽めのダンス用におすすめ

注意点:

  • 長期間の使用には不向き。へたりやすく、グリップ性能も劣る場合があります

◆ ゴムマット(トレーニング用・ストリート系向き)

特長:

  • 耐久性に優れ、ヒップホップやブレイクダンスなどに適している
  • 音や衝撃を吸収しやすく、下階への配慮が必要な場合にも有効

注意点:

  • 素材によってはにおいや硬さが気になることも

▶ 下地構造も超重要!

実は「何を敷くか」だけでなく、「何の上に敷くか」も超重要。

おすすめは以下のような構造:

  • スプリングフロア(衝撃吸収構造)
  • 浮き床構造(防音性も高い)

特に、リノリウムやフローリングを使う場合は、必ず衝撃吸収機能付きの床構造と組み合わせましょう!


▶ 用途別おすすめ組み合わせ

用途床材下地構造
バレエリノリウムスプリングフロア
ヒップホップフローリング or ゴムマット弾性下地 or コンクリート
多目的クッションフロア一般下地 or フローリング

▶ まとめ:床材選びでスタジオの質が変わる!

いかがでしたか?

ダンススタジオの床材は、「安全性」「機能性」「快適性」すべてを考慮して選ぶ必要があります。

理想のスタジオづくりには、設計段階から床の選定を考えることが大切。

「どの素材を使えばいいの?」「どれくらいのコストがかかるの?」 そんな疑問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!

スタジオの規模や目的に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。

▶株式会社アップ

この記事を書いた人

株式会社アップ SNS事務局

【創業1991年】空間デザイン 設計・施工 『お客様の笑顔と驚き』
その他事業
レンタル倉庫「倉庫っす。」 古民家再生「U+(ユープラス)」 SNSマーケティング「IROiro(いろいろ)」
YouTube「わいてぃーぶろす兄弟チャンネル」 TikTok「あにやんYTBROS.」