今回は、ペットと共に快適に暮らせる住まいづくりについて、建築内装の視点から解説します。
「床が滑ってケガをしないか心配…」
「傷やニオイ、汚れが気になる」
「そもそも、ペットにとってストレスが少ない環境って?」
そんなお悩みに応えるために
内装材の選び方、間取りや設計の工夫、実際の事例を紹介していきます!
▶ なぜ“ペット対応”の内装が必要なの?
犬や猫などのペットにとって
住まいの環境は健康にもメンタルにも大きく影響します。
- 滑りやすい床で関節に負担が…
- 狭い空間でストレスがたまりがち…
- ニオイや抜け毛が溜まりやすい…
つまり、人間と同じくらい「住環境の質」が重要なんです!
▶ 床材の選び方がカギ!
◎ おすすめ床材
種類 | 特徴 | ペット向けポイント |
---|---|---|
クッションフロア(CF) | 水・汚れに強く、柔らかい | 滑りにくく、掃除もラク |
フロアタイル(塩ビ系) | 本物のような質感 | 耐傷性が高く、水拭きOK |
コルクタイル | 弾力性・断熱性あり | 防音にも◎、足腰に優しい |
無垢フローリング(オイル仕上げ) | 自然な温もりと風合い | 傷つきやすいが経年美化を楽しめる |
✖ 避けたい床材
- 光沢系フローリング → ツルツル滑って関節を痛める可能性
- カーペット → ニオイや毛が染み込みやすく掃除が大変
▶ 壁材・クロスの工夫
- 消臭機能付き壁紙(珪藻土風や機能性クロス)でペット臭を軽減
- 傷がつきにくい壁材(腰壁パネルやマグネットボード)もおすすめ
- 猫の爪とぎ対策には、パネル貼りや腰壁で工夫
▶ 空間の設計アイデア
- 🐶 小型犬向けスロープやステップの設置で段差を軽減
- 🐱 猫用のキャットウォークや窓際ベンチで上下運動が可能に
- 🧼 脱臭・換気対策としてペット専用の空調ゾーンも設けると◎
▶ おすすめレイアウト例
- リビングの一角にペットスペース(囲い+クッション床)
- 広めの玄関土間にペット用シャワーコーナー
- 寝室の壁面にキャットステップと隠れ家BOXを組み合わせ
▶ 実例紹介
✅ マンションリフォーム(小型犬)
CF+壁面パネル+ドッグステップ → 滑らず、安心して室内を走れる空間に!
✅ 戸建て(猫2匹)
無垢フローリング+キャットウォーク+換気計画 → 猫も大満足の上下移動ができるおうちに!
▶ 気になるコスト感は?
内装材をペット仕様にする場合
床・壁で+4,000〜6,000円/㎡程度を見ておくと安心です。
大規模でなくても、「LDKだけ」「玄関周りだけ」の施工も可能です。
▶ まとめ:ペットにも人にも快適な家づくりを
ペットは家族の一員。
だからこそ、お互いにストレスなく快適に暮らせる内装設計がとても大切です。
✔ 滑らない床
✔ 消臭機能のある壁材
✔ 空間にゆとりあるレイアウト
これらのポイントを押さえれば、愛犬・愛猫との暮らしがもっと楽しくなります!
🏡 ペットと暮らす住まい、ご相談ください!
当社では、ペットと共生するためのリフォームや新築設計を多数手がけています。
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