スタジオ作りたい人必見!!- 防音・遮音の違いと実践的な施工方法

どうも、株式会社アップ 
トータルアドバイザーの髙橋です。
(@yuto_ytbros0213)

防音工事と遮音工事は工事依頼の中でも重要な役割を担う作業の一つです。
しかし、「防音」「遮音」は似たような概念に思えますが
実際には異なる目的と工法が必要となります。
今回は、両者の違いを解説するとともに、
知っておくべきお得な情報や最新の施工技術についても紹介します

防音と遮音の違いとは?

1. 防音工事とは?

防音工事は、
外部からの音室内に侵入するのを防ぐ
または室内の音外部に漏れないようにするための工事です。
主に音源となる部屋全体を囲む形で音の伝達を防ぐことを目的とします。
例えば、音楽スタジオやホームシアター、病院の静かな病室などで採用されることが多いです。

2. 遮音工事とは?

遮音工事は、
特定の部位(壁、床、天井など)通過する音を減少させることを目的としています。
遮音性能を高めるためには、材料選びが重要です。
遮音材としては、石膏ボードや遮音シート、コンクリートなどが利用され、施工時には隙間なく密閉することが求められます。

防音工事と遮音工事の施工方法

1. 防音工事の施工手順

防音工事では、音の侵入を防ぐために多層構造が採用されることが一般的です。
以下に基本的な手順を紹介します。

  1. 下地の構築: 壁や天井の下地をしっかりと組み、振動を最小限に抑えるための工夫を行います。フローティング構造や防振材の使用が効果的です。
  2. 防音材の選定と設置: 吸音材や遮音材を適切に配置します。グラスウールやウレタンフォームなどの吸音材を、壁内や天井内に配置することで、音の反響を防ぎます。
    また、防音シートや防音パネルを使用して、遮音性能をさらに高めます。
  3. 仕上げ材の選定: 最後に、表面仕上げ材を設置します。この際、防音性能を損なわないよう、隙間なく施工することが重要です。

2. 遮音工事の施工手順

遮音工事においても、効果的な施工方法が存在します。

  1. 遮音材の選定: 遮音材としては、石膏ボードや遮音シートが一般的です。特に、複層構造にすることで遮音効果が向上します。
  2. 隙間の密閉: 遮音工事では、隙間が音漏れの原因となるため、コーキング材を使って隙間をしっかりと密閉します。特に、壁と天井、床との接合部分は注意が必要です。
  3. 二重壁の構築: 二重壁にすることで、音の伝達をさらに抑えることが可能です。これには、異なる材質の壁を組み合わせることで、音の伝達を減少させます。

最新の防音工事技術

1. 最新の防音材料の選び方

最近では、新しい技術を取り入れた防音材が市場に登場しています。
例えば、ナノ技術を利用した超軽量防音パネルや、リサイクル素材を使用したエコフレンドリーな防音シートなどがあります。
これらの素材は、従来のものよりも薄く、軽量でありながら、高い防音性能 を発揮します。

2. コストパフォーマンスの高い工事方法

プロの内装業者にとって、コストと効果のバランスは非常に重要です。
例えば、二重壁を構築する際に、必ずしも高価な防音材を使わずとも、適切な施工技術と材料の組み合わせで、同等の効果を得ることができます。
また、施工後のアフターメンテナンスや、再利用可能な材料を選ぶことで、長期的なコスト削減が可能です。

3. 税制優遇措置を活用する

防音工事には、特定の条件を満たすことで税制優遇措置を受けられる場合があります。
例えば、環境に配慮したエコ建材を使用した場合や、一定の遮音性能をクリアした工事に対して、税額控除や補助金が適用されることがあります。
これにより、クライアントへの提案がしやすくなり、結果的に受注の増加につながります。

まとめ

防音工事と遮音工事は、内装業者にとって技術と知識が問われる重要な作業です。
正しい施工方法を理解し、最新の材料や技術を活用することで、クライアントに高い満足度を提供できるでしょう。
また、税制優遇措置やコストパフォーマンスの高い施工方法を活用することで、業務の効率化と収益性の向上も図ることができます。
ぜひ、これらの情報を参考に、今後の防音工事に役立ててください。
▶株式会社アップ

この記事を書いた人

株式会社アップ SNS事務局

【創業1991年】空間デザイン 設計・施工 『お客様の笑顔と驚き』
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