株式会社アップ SNS事務局建築や内装に使われる木材は、見た目の美しさや強度、加工のしやすさなど
さまざまな特徴を持っています。
新築やリフォームを検討する際に、どの木材を選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
この記事では、建築内装における木材の種類と、それぞれの特徴、適した用途について詳しく解説します。
1. 木材の基本分類
木材は大きく分けて「無垢材」と「集成材」の2種類に分類されます。
無垢材（天然木）
一本の木から切り出された純粋な木材で、自然の風合いや香りが魅力です。木目が美しく、使い込むほどに味わいが増します。
メリット：
- 自然な風合いと香りが楽しめる
- 調湿効果があり、室内環境を快適に保つ
- 経年変化による味わいがある
デメリット：
- 湿気や乾燥で膨張・収縮する
- 価格が高め
- 傷がつきやすい
主な用途： フローリング、家具、柱、天井板 など
集成材（加工木材）
小さな木片を接着剤で貼り合わせた木材で、強度が高く、変形しにくいのが特徴です。
メリット：
- 強度が高く、安定性がある
- 反りや割れが少ない
- コストパフォーマンスが良い
デメリット：
- 接着剤が使われているため、無垢材のような自然な風合いはやや劣る
- 高温多湿の環境で劣化することがある
主な用途： 梁、柱、家具、カウンター など
2. 建築内装でよく使われる木材の種類
① スギ（杉）
日本で広く使われる木材で、軽くて加工しやすいのが特徴です。
特徴：
- 軽量で加工が容易
- 柔らかいため、傷がつきやすい
- 独特の香りがあり、防虫・抗菌効果が期待できる
適した用途： 床材、壁材、天井材、家具 など
② ヒノキ（檜）
耐久性に優れた木材で、高級感があり、寺社仏閣にも使用されます。
特徴：
- 防腐性・耐久性が高い
- 香りが強く、リラックス効果がある
- 高価だが、長持ちする
適した用途： 柱、浴室の内装、フローリング など
③ ナラ（楢）
重厚感があり、硬くて耐久性がある木材です。
特徴：
- 木目が美しく、家具材として人気
- 硬くて丈夫
- 反りにくく、安定性がある
適した用途： フローリング、家具、階段 など
④ ケヤキ（欅）
日本の伝統建築にも多く使われる木材で、非常に硬く、強度があります。
特徴：
- 美しい木目で高級感がある
- 硬くて耐久性が高い
- 加工が難しく、高価
適した用途： 玄関、柱、家具 など
⑤ パイン（松）
比較的リーズナブルで、ナチュラルな雰囲気が人気の木材です。
特徴：
- 柔らかく、温かみのある風合い
- 加工しやすい
- 傷つきやすく、耐久性はやや低め
適した用途： 家具、内装材 など
3. 用途別の木材の選び方
フローリングに適した木材
フローリングには、ナラ（楢）やヒノキ（檜）などの硬い木材が適しています。
傷がつきにくく、長持ちするためです。
温かみのある雰囲気を求めるなら、パイン（松）も人気です。
壁・天井に適した木材
壁や天井には、軽量で加工しやすいスギ（杉）がよく使われます。
調湿効果があり、室内環境を快適に保つ役割もあります。
家具に適した木材
家具には、ナラ（楢）やケヤキ（欅）などの硬い木材が向いています。
耐久性が高く、デザイン性の高い家具に仕上がります。
4. 木材選びのポイント
木材を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
- 耐久性（どれくらい長持ちするか）
- コスト（予算に合うか）
- 加工性（DIYしやすいか）
- デザイン性（木目や色合いが好みに合うか）
- 環境への影響（サステナブルな木材かどうか）
5. まとめ
建築や内装に使われる木材には、それぞれ特徴があり、適した用途があります。
無垢材と集成材の違いを理解し、目的に合った木材を選ぶことが大切です。
「どの木材を選べばいいかわからない…」という方は、是非共相談してください。
適切な木材を選ぶことで、より快適で美しい空間を実現できます！
株式会社アップ
